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特別講演Ⅱ

チェ・ドンモ  先生

ソル病院リハビリ室長

 

2008年 江陵永同大学校 理学療法学学士

2013年 三育大学校 理学療法学修士

2017年 三育大学校 理学療法学博士修了

 

2008年〜 2017年現在 ソル病院リハビリ室室長

2011年〜 2017年現在 韓国機能徒手治療学会 徒手リハビリ室主講師

2019年1月1日 大韓メディカル運動学会徒手リハビリ室Medical exercise学会長

 

2010年 7月ドイツ筋骨格医学会専門徒手治療士(ドイツ筋骨格医学会 (DGMSM))

2017年 1月ドイツ筋骨格医学会認定講師(instructor)(ドイツ筋骨格医学会(DGMSM))

 

肩関節複合体損傷に対する徒手療法の臨床適応

 

 

肩の複合体損傷(以下、肩損傷)は一般人またはスポーツ同好会、専門選手に頻繫に見られる損傷である。臨床的に多くの肩損傷は rotator cuff tendinitis, rotator cuff strain,  capsular tear, SLAP, AC joint sprain 等が存在する。多くの肩損傷は過使用や疲労により発生する。または筋肉の不均等による変形した関節の力学により発生する。変形された関節の力学は関節周辺の靭帯と関節包に過大なストレスを与えることになり、これは痛みや炎症に繋がり結果的に関節可動域の減少をもたらす。

関節の運動は全て回転運動(rotational or angular movement)で構成されている。回転運動は関節のrollingとglidingの連続である。関節損傷は主に靭帯と関節包等の非伸縮性軟部組織の癒着を起こしやすい。このような場合、回転運動を強調した徒手療法では非正常的な力学的負荷が加わり損傷の悪化をもたらすことになる。従って、損傷された関節の形状学を考慮すれば、関節可動性を向上するための治療は直線または回旋動きを強調し特別に進めて行かなければならない。

筋肉の不均等による硬直は慢性疼痛の大きな要因である。軟部組織に対する徒手療法は可動域運動の前または後に施行する治療技法である。軟部組織の硬直または短縮は肩関節の機能を減少させる。肩関節の可動性に阻害になる主な筋肉はlevator scapulae, upper trapezius, pectoralis(major and minor), Subscapularisがある。各々の筋肉の状態により注意深いアプローチが要求される。

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